山椒のお話

受話器から、「〇〇です~山椒の塩もみ出来ました!おいりですか?」

3年振りに、その方からのお電話でした


亡き義父は生前この季節になると、決まって阿蘇の山まで山椒を摘みに出かけていました
米袋一杯の山椒を持ち帰り、その日は、それから一緒に長時間、綺麗に選別する作業を手伝い、保存するために塩もみにするのです
ふんわり沢山あったとしても、選別して塩もみしたら、ほんの一握り程にしかなりません

なかなか徒労な作業です

それでも山の山椒は葉も茎も柔らかいものですから、ソフトに仕上がる佃煮は、一度食べたら、忘れられない逸品となります

毎年毎年の、義父との思い出・・・

でも、義父が亡くなってから戴く事のなかった山椒でした

何年か経ち、泗水の物産館で・・・偶然、見つけた!義父の思い出の山椒

あの時と、同じように懐かしい山椒の佃煮を作りました

思わず、嬉しい気持ちを伝えたくて、お礼の葉書を、その方にお出ししました

それから、数年の定期便「今年も山椒の塩もみ出来ました」
嬉しく、心待ちにしていました・・・・が・・・

3年前から途絶えてしまい・・・

ちょうどそのころ、我が家の庭には、鳥が運んできたのでしょうか、山椒が育っていました

これは、きっと、自分で摘みなさい!と言うことなんだな~と、意を決して、それからは、自分で摘んで、選別作業もコツコツしていました 左が我が家の山椒・右が山の山椒

我が家の山椒は葉が硬く、山の山椒とは別物なんですが・・・


それから、3年の月日が流れ・・・今年、久しぶりのお電話でした

この3年、体調を崩して、辞めていた山椒摘みだったそうで

お洒落なハンチングが良くお似合いの、その方が、わざわざ届けてくださいました

そして、我が家に出現していた山椒の木を見て

「この山椒は、きっと天国のお義父さんからの贈り物でしょう」と・・・

あったご飯に



早速、佃煮を作って天国のお義父さん・・・どうぞ召し上がれ・・・
















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